<1>リッケンバッカー(日曜京都10R錦S)

立雲峡S3着のリッケンバッカー(左)。右は勝ったセオ
立雲峡S3着のリッケンバッカー(左)。右は勝ったセオ

8日水曜の栗東Cウッドで6ハロン79秒1-11秒5。馬場の内めを回ったとはいえ、馬なりのまま余力十分にこの日の1番時計をマークした。

22年6月の桑名S5着を最後に、掲示板確保もままならない不振に陥ったが、前走・立雲峡Sはタイム差なしの3着とようやく復調の兆し。当時の最終追い切りと全く同じ6ハロンタイムをマークして、今回は重量3キロ減のハンデ55キロと条件も好転する。10番人気の低評価を覆した前走以上の結果が期待できそうだ。


<2>スタニングローズ(日曜東京11RヴィクトリアM)

スタニングローズ(2024年5月9日撮影)
スタニングローズ(2024年5月9日撮影)

8日水曜の栗東坂路を馬なりのまま4ハロン53秒5で駆け上がった。全体時計は目立つものではないが、スタートから14秒8-14秒2-12秒7と滑らかに加速。ラスト1ハロンは11秒8とG1馬にふさわしいシャープな伸び脚を披露した。

前走・大阪杯は押し出される形でハナを切って8着に敗れたが、昨年5月のヴィクトリアM以来となる久々の実戦で0秒5差なら及第点。ひとたたきで型通りに良化したうえでの牝馬限定戦だけに、一変の可能性は十分だ。


<3>ドナヴィーナス(土曜新潟9Rはやぶさ賞)

23年8月、2歳未勝利戦を勝ち上がったドナヴィーナス(左)
23年8月、2歳未勝利戦を勝ち上がったドナヴィーナス(左)

8日水曜の栗東Cウッドで3ハロン40秒2を計時。最後まで馬なりのソフトな追い切りながら、ラスト1ハロンはこの日の最速タイとなる11秒0をたたき出した。

近2走は控える競馬で10、7着に終わったが、昨夏の小倉2戦では前半3ハロン33秒台前半のハイラップを連発したほどの快速馬。スタートから持ち前のスピードをフルに発揮できる直線競馬は、おそらく最適な舞台だろう。


【先週の結果】

<1>ヴィレム

土曜東京11RプリンシパルS 4着(9番人気)

<2>ピエナパイロ

日曜京都8R 13着(12番人気)

<3>スイープアワーズ

土曜京都12R 2着(2番人気)

◆日刊スポーツDB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。