13年ジャパンダートダービーの覇者で8歳まで現役を続けたクリソライト。

日本テレビ盃も勝ち、ダイオライト記念は3連覇して重賞5勝。ほかに韓国で16年コリアCを勝ち、韓国で種牡馬となっているが、その2年目産駒が韓国ダービーに駒を進めた。12日にソウル競馬場で行われるコリアンダービー(ダート1800メートル)に12戦5勝のマイセンター(牡3、チョン・ホイク)が出走する。

初年度は試験的な種付けだったため産駒は5頭。本格的に稼働した2年目産駒から有力馬が誕生した。昨年9月の当コラムで同馬が産駒の初勝利を挙げたと書いたが、そのまま稼ぎ頭となっている。ここにきて軌道に乗ったかのような2連勝。初距離だった2走前の1400メートルを快勝すると、さらに延ばした1600メートルの前走も古馬を相手に逃げ切った。特別の前走で与えられた国内レーティングは前週に行われた3歳1冠目の勝ち馬を上回り、今回のダービー出走馬ではトップの評価。主力の1頭として臨むことになった。

日本産の種牡馬の産駒は過去に2頭が勝利。06年ペンノクチョン(父スルーオグリーン)、12年チグミスンガン(父イングランディーレ)に続くダービー制覇を期待したい。【牛山基康】